2025年7月28日、山東省民政庁代表団は日本の大阪において、一般社団法人関西日中平和友好会および関西電子情報産業協同組合(KEIS)と共同で交流懇談会を開催した。両者は高齢化事業、社会福祉及び民間友好協力などの議題を中心に意見を深く交換し、友好を深めるとともに、今後の協力の展望について語り合った。


本交流行事は大阪科学技術センターにおいて正式に開催された。山東省民政庁代表団の構成員、関西日中平和友好会、関西電子情報産業協同組合(KEIS)の代表者など十数名が出席した。
山東省民政局高齢者保護課長の張蕾が山東省民政庁を代表して挨拶を行い、山東省の人口高齢化対応、高齢者福祉体系の整備における政策措置と実践経験について体系的に紹介し、日本関西地域の関係機関との更なる交流・協力の深化への意欲を示した。
関西日中平和友好会会長の神谷坦は挨拶の中で、同会が長年にわたり日中民間友好交流の促進に尽力してきた活動を振り返り、山東省代表団の来訪を熱烈に歓迎するとともに、今回の交流を通じて相互理解を促進し、実務的な協力の可能性を広げることを期待すると述べた。関西電子情報産業協同組合理事長の小原史郎は、関西地域の電子情報産業の発展状況を紹介し、社会サービス分野における技術協力などの可能性について展望を語った。
続いて、双方の出席者がそれぞれ自己紹介を行い、共通の関心事項である高齢化社会への対応、介護サービスモデルの革新、社会福祉分野における情報技術の応用等について、建設的な議論を展開した。会場は和やかな雰囲気に包まれ、交流は深まった。
討論セッション終了後、双方は記念品を交換し記念撮影を行い、友好関係と実務的協力の持続的深化を象徴した。
同日夕刻、出席者は大阪市中央区の「がんこ魚美酒進」レストランに移り、懇親会を開催した。親しく友好的な雰囲気の中、双方は更なる相互理解を深め、友好の絆を強固にした。懇親会は夜に円満に終了した。
本懇談会は、山東省の民政分野と日本関西地域の民間友好団体及び産業界との間における重要な交流の一環となった。専門分野における双方の相互理解を深めただけでなく、高齢者福祉、社会サービス、民間友好等の分野における将来の潜在的協力のための良好な基盤を築き、新たな活力をもたらした。本行事は、中日両国の地方レベル及び民間機関が友好交流を積極的に推進し、互恵・ウィンウィンを追求する共通のビジョンを体現するものである。